消費者金融系株にも影響!市場ニュース
2日前場の東京株式市場では、買い先行後に上値の重い展開。朝方は、1日の米国株高や、円高一服を受け、自律反発狙いの買いや、買い戻しを誘い、平均株価は午前9時8分に1万6999円16銭(前日比128円18銭高)まで上昇した。その後は戻り売りに伸び悩み商状となった。海外経由で差し引き450億円規模の売りバスケットが観測されたほか、株価指数先物にまとまった売り物が出て上値を抑えられた。米サブプライムローン(信用度の低い顧客向けローン)問題の行方や、為替動向など不透明感が残り、積極的な売買は限定された。中で不動産、ノンバンク、医薬品株などが買われた。
市場では、「ザラバの為替動向にらみの動きだ。買い上がる材料が見当たらず、サブプライムローン問題も一朝一夕には解決しない。折に触れて話が出るとみられ、米国株の不安定な動きにつながる」(新光証券の三浦豊・エクイティ情報部次長)との声が聞かれた。平均株価は前日比80円84銭高の1万6951円82銭と3日ぶりに反発。東証1部の騰落銘柄数は値上がり999、値下がり623。出来高は9億8096万株。売買代金は1兆5278億円。東京外国為替市場では、1ドル=118円台後半(前日終値は117円85銭)で取引されている。
菱地所、住友不、三井不、東急不、URBAN、住友販売、ゴールドクレ、ジョイント、東急リバなど不動産株が外国人買いを交えてほぼ軒並み高。モルガン証は不動産セクターに対し、サブプライム問題は一時的マイナス作用も、07年路線価の全国平均8.6%上昇は好材料視される可能性が高いとした。プロミス、武富士、アコム、アイフル、クレセゾン、SFCGなどのノンバンク株も上げ基調を強めた。4~6月期連結で経常益3倍のアステラス薬や、武田薬、エーザイ、第一三共、田辺薬、みらかHDなどの医薬品株も買われた。NY原油先物相場の一時最高値更新を映し、石油資源、国際帝石などの資源開発株や、新日石、コスモ石、東燃ゼネなどの石油株も引き締まった。米ハイテク株高、円高一服を受け、京セラ、キヤノン、エルピーダ、アドバンテス、HOYA、オリンパスなど値がさハイテク株の一角も堅調。個別では、MDMが新値追いに値上がり率トップ。ベネッセ、TBK、フォスタ、ディスコなど今08年3月期連結業績予想を上方修正した銘柄も高い。
半面、みずほ、三井住友、三菱UFJ、りそなHDなど大手銀行株が売られた。大証主力の任天堂や、ローランド、アーク、ウッドワンなどその他製造株の一角も軟調。日本紙が年初来安値を更新したほか、王子紙、トーモクなどのパルプ・紙株もさえない。個別では、クボテック、フューチャーがストップ安。4~6月期連結で経常益43.9%減の大同メタも一時ストップ安。4~6月期連結で経常益41.9%減のブラザーは年初来安値更新に値下がり率トップ。今08年3月期連結業績予想を下方修正し、最終赤字見通しの中山鋼、4~6月期連結で営業益78%減のカシオ、4~6月期連結で経常益11.8%減の古河スカイなども安い。
引用:株式新聞